ヘアアイロンのつけっぱなしは危険！火事を防ぐ方法も！12時間つけっぱなしだと？

何かと忙しい朝は、ヘアセットも時間との勝負です。時間に気を取られてしまい、ヘアアイロンをつけっぱなしにした経験はありませんか？ヘアアイロンの消し忘れは、無駄に電気代がかかるほかにも、火事になる恐れがあるため危険です。

たとえばヘアアイロンのそばにティッシュが置いてあった場合、つけっぱなしのヘアアイロンにティッシュが触れると、何時間と待たずに数十分程度で発火し火事になる確率があります。そんなとき、どう対処したらいいかわからないと不安になる方も多いはずです。

そこでこの記事では、ヘアアイロンをつけっぱなしにした場合の対処法・対策を紹介します。もし切り忘れても安全装置により電源が消える自動電源オフ機能搭載のヘアアイロンや、12時間つけっぱなしだとどうなるかにも注目です。ぜひ最後までご覧ください。

ヘアアイロンをつけっぱなしで放置していると火事の原因になります。ヘアアイロンのプレート部分の熱は約120℃～180℃になっていて、とても高温になるからです。また、プレート部分の温度が約230℃まで上がる機種もあります。

事故情報データバンクによると、ヘアアイロンが原因で起こった火事が報告されています。ヘアアイロンの電源を入れたまま同じ場所にずっと放置していると、過電圧によりヒューズが飛び火事の原因になってしまいます。

外出してから気付いた場合、家からそれほど遠くなければまっすぐ帰宅しましょう。ヘアアイロンによる火災は本当に起こりえます。用事を済ましてから帰宅したら、大惨事になっているかもしれません。

ヘアアイロンのつけっぱなしに気づいたら、できるだけ早急に帰宅しましょう。すぐにヘアアイロンの電源を切り、周りの様子を確認してください。

ヘアアイロンの消し忘れに気づいたけれど、すぐに帰宅できない場合は管理会社や大家さんに連絡しましょう。合鍵で部屋に入ってもらい、ヘアアイロンの電源を消してもらうようお願いすれば、火事を防げるかもしれません。不安な場合は迷わず頼りましょう。

実家に住んでいたり一緒に住んでいる人がいるのであれば、気付いたらすぐに連絡しましょう。もしそのまま放置していると、家にいる方も火災によって危ない状態に陥るかもしれません。ヘアアイロンのつけっぱなしに気づいたら、早急に連絡をとって消してもらいましょう。

ヘアアイロンの近くに布製品やティッシュなどの発火物があった場合、1時間も経たずにすぐに引火する確率があがります。ヘアアイロンのプレート部分がとても高熱になっているからです。ヘアアイロンを使用する際は、くれぐれも近くに発火物を置かないように注意しましょう。

また、ヘアアイロンのつけっぱなしに気づいたときには、すでに6時間以上経っているかもしれません。そのような場合でも、できるだけ早急に帰宅して電源を切りましょう。

近くに発火物がない場合すぐに火事が起こる可能性は低いです。帰宅するまで発火はないかもしれません。しかし、発火物が近くにないからと言って、火事が絶対に起こらないとは限りません。念のため、ヘアアイロンのつけっぱなし気づいたら、できるだけ早く電源を切りましょう。

また、ヘアアイロンを使用する場所に、発火物になるような物がないかどうかを確かめるだけでなく、使い終わったらつけっぱなしにしないよう徹底するのが得策です。

もしヘアアイロンを12時間もの長時間つけっぱなしにした場合、電気代も気になりますよね。実際どれくらいの料金が発生するかというと、1時間あたり40Wほどの電力がかかり、およそ1.2円になります。12時間となると14.4円なので、電気代はそこまでかかりません。

やはり一番気を付けなければならないのが、火事の危険性です。自宅だけでなく、近隣を巻き込んでしまう可能性もあるので、電源オフの確認を習慣にしましょう。

フローリングの部屋で生活していると、床の上についものを置きっぱなしにする場合があります。雑誌や衣類であれば散らかるだけですが、つけっぱなしのヘアアイロンとなれば問題です。フローリングや床自体は、そう簡単には燃えません。

しかし、ホコリや髪の毛が床の上にあった場合、つけっぱなしのヘアアイロンが高温になれば引火する可能性があります。床の上でヘアアイロンを使うのはおすすめできません。

部屋が狭くベッドをソファ代わりにする場合、ヘアアイロンもベッドの上で済ませる場合があります。しかし、ベッドの上は、掛け布団・毛布やタオルケット・枕・クッション・カバーなど、引火しやすいものだらけなのでベッドの上もおすすめできません。

当然、ヘアアイロンをつけっぱなしにしたまま出かければ、火事になる可能性は高いです。

ヘアアイロンは洗面台や机の上で使う方も多いはずです。どちらも素材で見た場合は、燃えにくいので万一ヘアアイロンをつけっぱなしににしても、すぐに発火して火事になる可能性は低いと考えられます。

しかし、洗面台にコットン・ティッシュ・ヘアスプレーや、机の上でも近くにノート・雑誌・タオルなどがあれば、引火しやすいものがあれば危険です。洗面台や机の上でヘアアイロンを使う場合は、周囲を片付けてからにしてください。

ヘアアイロンは電源の消し忘れだけではなく、余熱でも火事が起こる可能性があります。先ほども触れましたが、ヘアアイロンの温度は高いもので約230℃程度まで高くなるものがあります。電源を切っても上がったプレート部分の温度が、すぐに低くなるわけではないからです。

ヘアアイロンの温度が下がりきるまで、およそ1～2時間程度かかると言われています。よって、ヘアアイロンの電源を切っても余熱は残ったままなので、ヘアアイロンを燃えやすい物の近くに置いてしまうと、ヘアアイロンの余熱によって火事が起こる可能性が高くなります。

ここまで、ヘアアイロンのつけっぱなしがいかに危険かを解説してきましたが、実際に火事になったケースもあるので他人事ではありません。ヘアアイロンをつけっぱなしにすると、どうなるのかいくつか事例を紹介します。

• 自動電源オフ機能が働く前に近くにあったものに引火
• 過電圧ヒューズが飛び火の粉で出火
• 安全装置が正常に機能せず出火

安全装置や自動電源オフ機能があれば安心と思われがちですが、自動電源オフ機能も万全ではありません。やはり、ヘアアイロンはつけっぱなしにしない・近くに燃えやすいものを置かないのが一番です。

ヘアアイロンによる火事を防ぐ方法は、「近くに発火物を置かない」です。高い温度のまま発火物の近くに置いてしまうと、火事が起きる可能性が高まります。ヘアアイロンを使用する際は、近くに発火物を置かないよう徹底しましょう。また、ヘアアイロンの熱を冷やすときも、置き場所に注意が必要です。

2つ目の対策は、「耐熱ポーチを使用する」です。ヘアアイロンを使った後に置いたテーブルが燃えやすい材質だと危険です。耐熱ポーチにヘアアイロンを入れておき、火事にならないように防ぎましょう。

最近では、耐熱ポーチがヘアアイロンの付属品になっている場合があります。もし所持していない方は耐熱ポーチの購入を検討してください。

ヘアアイロンのつけっぱなしが心配な方は、一定時間が経過すると自動で消える「自動電源オフ」「安全装置」機能を搭載したモデルを選ぶのも手です。消えるまでの時間は商品によって異なりますが、サロニアのヘアアイロンは電源を入れてから30分後に自動的に電源がオフになるので、火事のリスクは軽減されます。

ただし、スタイリングに時間がかかる方は、途中で消えるのが留意点です。また、「自動電源オフ」「安全装置」が搭載されていても、絶対安全ではないので注意してください。

ヘアアイロンはとても便利ですが、つけっぱなしにしたまま出かけてしまうと、火事の原因になる恐れがあります。また、使う場所によっても危険が潜んでいます。ヘアアイロンはつけっぱなしにしないだけでなく、正しく使用してください。